2016年06月02日

大聖堂(A.バリオス)


アグスティン・バリオスの『大聖堂』
クラシックギターにとってあまりにも有名な名曲ですが、昔コンサートで演奏した時の動画が出てきたので久しぶりにYouTubeに載せてみることにしました。

2010年9月に福島県三春町の「三春交流館まほら」小ホールで行われた、あだたら演奏会での映像となります。

この『大聖堂』、ギタリストなら誰でも一度は憧れる超名曲ですが、それだけに難易度もハンパじゃなく、管理人もそりゃもうものすご〜〜く苦労した覚えがあります。
こうして映像を見返してみても余裕なんてどこにもなく、とにかく大きな破綻を来さないよう必死になっている姿が痛々しくて、とてもとても涙なしには見られない演奏となってしまいました(ハンケチ必須)

でも、やっぱりずっと憧れ続けてきた曲でしたので、何とか弾き終えたときの達成感はやはりとても大きなものがありました。
「こんな曲、とても弾ける日が来るとは思えない」と半ば諦めつつ、でも地道にコツコツと(しつこく・・とも言う)積み重ねてゆけば、物事何とかなるものかもしれませんね。
とにかく、へんてこヘタレな大聖堂ですが(恥)もしよろしければちょびっとでも見てやっていただければと思います。
どうかどうか、よろしくお願いいたします。


◇大聖堂
La Catedral
A.Barrios "Mangore"

1.Preludio(Saudade)
 前奏曲(郷愁)
2.Andante religioso(宗教的アンダンテ)
 大聖堂に満ちる人々の祈り
3.Allegro solemne(荘重なアレグロ)
 礼拝を終え去ってゆく人々の感動の余韻






posted by nao at 16:50| Comment(6) | TrackBack(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やはり いいですねーー

大聖堂

Andante religioso  
低音に移るあたり から 
高音へ 移動して また
大聖堂の 天井から 神が
一筋の光を おろしてくださるような音

風景がありますよね
いつも naoさんの演奏って

私 がんばる!!
Posted by kao at 2016年06月02日 20:49

kaoさま

いつもお聴き下さり本当にありがとうございます。
そして、温かいお言葉にとても感謝しています。

でもそんな風に感じ取っていただけたのは、ひとえにkaoさまが鋭い感受性をお持ちだからこそだと思いますよ。
「がんば」らなくっても、もう充分素敵な
感性あふれる演奏家さんなんですから。

こちらこそ、いつもたくさんの元気と意欲をいただいています。
本当にありがとうございました。

Posted by nao at 2016年06月03日 06:38
naoさま

素晴しい演奏を聴かせていただきました。

膝に乗ってるロザーナちゃん(ねこです)を抱きしめて聴いてしまいました。

前々回のメヌエットを許可なくウオークマンに取り込み、耳だけでもすごさを感じておりましたが(🙇)、映像で一個ずつの音が、例えばレの中にr、l、e、i、などがあるのがわかる音色をギターから出してあげてる様子を見てびっくりです。

バリオスさんは作ってよかったと言っています。
ギターは喜んでいます。
私は感動しています。
ありがとうございました。

この時ライブで聴いたお客さん、良かったですね!(^^)!・・・またこういうチャンスってありますよね・・・(*´艸`*) yukii

Posted by yukii at 2016年06月03日 10:42
大聖堂という曲名は聞いてたけどどんな曲だろう
という程度の知識で聴かせていただきました。

やはりnaoさんが手掛ける曲だけに初心者の私
にも伝わる何かが感じられます。

素人の悲しさはそれを表現する能力がないこと
それでもこれから何回か聴いて行きたいと思う
気にさせてくれました。有り難うございます。
Posted by Tommy at 2016年06月03日 18:20

yukiiさま

今回もまた、お聴き下さってどうもありがとうございます。

・・なんて、あたかも冷静なように見せておりますが、でもあまりにも高い評価をいただいてしまって実は相当ウロタエております。
f(^▽^;)
なんだかそんなにも深い部分まで聴き取って下さって、本当にほんとうにありがとうございます。

音楽表現というのは、どんなスタイルがあってもよいと思うのですね。
その中で、たまたま私はこうしたスタイル、とことんまで魂を注ぎこむような弾き方をしたいと願ってずっとそうしてきたつもりでいます。
(出来ているかどうかはまた別問題だったりしますが(恥))
そういうスタイルを理解して支持して下さる方がいて下さった・・というだけで、それはもう私にとってものすごくうれしくありがたいことなのです。
こちらこそ、本当に心の底から感謝しています。
ギターの主流の弾き方とは相当かけ離れている私の演奏スタイルですが、もしよろしければこれからも見守ってやっていただければと思います。

ほんとうに
どうもありがとうございました。

Posted by nao at 2016年06月03日 20:46

Tommyさま

お聴き下さり、どうもありがとうございます。

でも、うーん
この大聖堂というギターの名曲を、私のこんな演奏を基準になんてされない方が絶対Tommyさまのためになるんじゃないかと思うのですが・・・
ホントはもっともっといい曲ですので。大聖堂(笑)
どうぞ是非、いろいろな方の演奏を聴いてみてほしいと思います。
この曲の演奏、録音はそれこそものすごくいっぱいありますので。
その上でもしも私のこの弾き方の中からよい所を見つけて下さったなら、それ以上うれしいことはありません。
そしていつか、Tommyさまもぜひ挑戦してみて下さい。
大聖堂、すごくいい曲ですので。

どうもありがとうございました。

Posted by nao at 2016年06月03日 21:19
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