2013年09月25日

楽器奏者の宿命・・でしょうか(汗)


前回の記事でお伝えした
「あだたらギター演奏会」ですが、おかげさまで何とか無事弾き終えてくることができました。
応援下さったみなさま、そして会場に足を運んで下さったみなさまには心より感謝申し上げます。
恐ろしくキンチョーしましたが(あせあせ(飛び散る汗))それでも何とか止まらずに弾き切ることができたのは、ひとえにみなさまのご声援のおかげです。
どうもありがとうございました。


コンサートの模様はこちら
    ↓
渡辺隆ギターホームページ
みちのくの里にギターが響くよ



ですが、やはり今回のあだたら演奏会でも案の定一波乱も二波乱もありまして(汗)
直前に大風邪引いて寝込んだりとか、それはそれは色々ありましたが
中でも一番堪えたのはやはり手首を痛めてしまったことでしょうか。
本番ステージ直前の故障ということで、これは本当に困りました。

元々、何年も前から右手首を痛めてはいたのですが、その原因はといえば
ギターというより仕事でのパソコン作業のせいではないかと思うのです。
(おかげさまでタイピングスピードはちょっと自慢できるレベルになったかもしれません(汗))
痛さを自覚してしばらくの間は、ギターを弾く分にはさしたる影響がないように思えたので
一応市販の手首サポーターを巻いてずっと練習は続けていました。

ところがところが!(笑)
この大事な演奏会の直前になって突然ひどく痛くなってしまって
いやあ、恥ずかしながらかなり狼狽しました。
何が大変って、P指でのアポヤンドが痛くてできないのです!
トレモロもズキズキしてまともに弾けませんし(amiなのに何ででしょね?)
もっと言えば、お箸すらうまく使えなくなってしまったのでした。

つまり、右手首を回転させることができなくなったのですね。
尺骨(および橈骨)を回転軸として左右に手首を回す・・という動きが全く制限されてしまったので、親指P指でのアポヤンドも、私の場合は手首を返して行うスタイルですので当然鋭い痛みが走ってしまい、事実上まともに打弦できなくなりました。
これは正直非常に困りました。
一瞬「出演辞退も考えなければいけないかも・・・」と思いましたが、でも今回の演奏会ではソロ以外にも二重奏や合奏での出演も予定されていたので、共演の仲間たちや主宰の先生に大きな迷惑を掛けることになってしまいます。

とにかく病院へ走りました。
病院での診断は
「右手首の三角なんとか(!)靭帯の炎症」ということで
(みなさま。インフォームドコンセントはちゃんと聞きましょう(笑))
湿布と痛み止めを処方されました。
そして、手首を固定するサポーターを作ってくれるということになり
「これでギターが弾けるようになるかも?」と、非常に期待が持てたのですが
残念ながらサポーターが届いたのは演奏会の後でした。がっくし。

でもサポーター自体は、さすがに非常に優れもので
驚くほどがっちりと固定してくれます。
外見も物々しく(!)なんだかサイボーグになったような気分です(笑)



wristsupporter2.jpg
なんだか強そう(笑)



wristsupporter4.jpg
この赤丸の部分に アルミのプレートが内臓されています



wristsupporter1.jpg
一応なんとかギターも弾けます


そうそう、肝心の演奏会の方ですが
当日には痛いながらもかなり動くようになり、鎮痛剤のおかげもあって何とか弾き切ることができました。
必殺・シップ乱れ貼り!のおかげかもしれません(笑)
ご心配下さったみなさまには心よりお礼申し上げます。
どうもありがとうございました!

でも
楽器演奏者に故障はつきものとは言うものの、やはりイヤなもんですね(たらーっ(汗)




追記:
あだたら演奏会から10日が過ぎ、さすがに痛みのピークは過ぎましたが
でもまだ治ったわけではなく日々の練習にも弊害が出ています。
こんな風に故障したりすると、逆に無性に練習したくなってしまって
(普段はしょっちゅうサボってるくせに・・・ねえ!(笑))
手首を休めなければいけないというのはよく分かっているのですが、こういうのはなかなかツライものがありますね。
この故障も、おそらくは練習のし過ぎというより
加齢によって以前と同じような練習にカラダが耐えられなくなってきた・・ということなのかもしれません。
気持ちはまだまだバリバリ弾けるつもりでいたのですが、いよいよ現実を受け入れなければならない時期が訪れてしまったようです。とほほのほ・・・(笑)






posted by nao at 21:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ナオさんのコンサートの報告、首を長くしてお待ちしてました。今回はビデオのアップはないのでしょうか? それにしても大変な目に会われたのですね。写真見てびっくりです。相当な痛さでしょうね。痛さを我慢しながら演奏されたとはとてもマネのできない技ですね。脱帽

記事の中に年齢が行ってからの練習に無理があったとか、ナオさんほどの経験者でもそうなるのでしょうか? 

練習を始めてから2か月ほどですが、私は定年退職後の初心者です。今、左肩に昔経験した50肩のような痛みがあるのですがギター練習が原因なのか気になりました。

演奏のアップ楽しみにしてます。

Posted by at 2013年09月26日 20:17
コンサートから少々間があいていたので、どうされたのかなと思っていましたが、右手のこともあったんですね。
 渡辺先生のページも拝見しましたが、naoさんの演奏も素晴らしかったようですね。

歳を重ねると楽器に限らず色々以前のようにはいかないこと多いですが、それなりの楽しみはあるかなと思っています。セゴビア大先生も晩年はテデスコとか弾いてませんから??? お互いそれなりの楽しみを見つけましょう。
右手が良くなるのをお祈りしています。

私も演奏のアップを楽しみにしています。
Posted by 坪さん at 2013年09月26日 21:07
コンサート、お疲れ様でした。
素晴らしい演奏だったことと思います。
おめでとうございます。

でも、裏では、そんな大変なことになっていたなんて…

演奏のアップはずっと先で構いませんよ。というか、他の人にやっていただけないでしょうか?

傷めておられるのは、三角線維軟骨複合体(TFCC)ですか?慶応病院のホームページで見ました。
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000179.html

ひねり操作が苦手だとしたら、夫の父がそうです。手近なところに鋏を置いていて、お菓子の袋などはひねらずに切って開けます。でも、80歳を越えています。
naoさんはまだ若い。

お仕事のPCとギターのどちらかを制限するとしたら、ギターになるのは仕方ないと思います。
これだけ弾ける人に言いにくいけど、私の先生が、今年の年明けに、私におっしゃったことをそのまま書きます。
「きれいな音で弾く方へ行きなさい」
少なくともサポーターなしで、普通に生活できるようになるまでは…
Posted by カステラミルク at 2013年09月27日 11:21

?さま

コメントお寄せ下さりどうもありがとうございます。
いえでも、どうも何ともお恥ずかしい限りです。
やはり恐らく今回は、本番へ向けてのピークコントロールがうまく行かなかったのだと思います。
本来であれば本番が近付くにつれ少しずつ練習量を減らしてゆかなければいけないのに、風邪引いて寝込んだりしたせいでつい焦ってしまったんですね。
そうした要因が重なって、元々傷んでいた手首にとうとうダメージを与えてしまったのかもしれません。

でも(よくいわれる事ですが)
構え方を見てもわかります通り、ギターはあまり身体によくない楽器なのは確かです。
そちらの左肩の痛みというのもとても気になります。
できればなるべく早くご自身のフォームを見直してみていただければと思います。(左肩、左ヒジから背骨にかけて)
あるいはそこに何かヒントが隠されているかもしれません。

とにかく
お互いいろんなところに気を付けながら、出来るだけ長く楽しく続けてゆきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
どうかどうか、お大事に・・・




坪さん

ご心配お掛けして申し訳ありませんでした。
そしてコメントどうもありがとうございます!

いやあ、仰る通りです(汗)
これからは自分の今の状態を出来る限り正しく判断しながら、細く長く続けてゆくことこそが大事なのだと思います。
慎重に自分にあった曲を選びながら、そうして手首をいたわりながらがんばってゆきますね!

どうもありがとうございました!


そうそう
ぼちぼちと、演奏会の模様をアップしてゆきたいと考えていますので
もしよかったら是非ご覧になって、そして笑ってやって下さい(笑)





カステラミルクさま

いつもありがとうございます!
そしていろいろ調べて下さって本当に感謝しています。

私の手首の状態ですが、つまり手のひらを上に向けることができないのです。
「固定して炎症を鎮めるために」という意味でサポーターなどを処方されたのですが、サポーター巻いたままでギターの練習をしてしまっては
あまり効果ありませんよね(汗)

ここしばらくは、ぐっと我慢して安静にしていなければいけないようです。
うーん。
かなり厳しいことですが、がんばりますね。
仰る通り
サポーターなしで普通に生活できるまでは・・・

ご心配下さってどうもありがとうございました。


Posted by nao at 2013年09月28日 23:29
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック