ミナサマ
大変長らくお待たせいたしました(笑)
では、予告通り前回に引き続きまして
佐藤弘和氏の曲集『風の間奏曲』より何曲かお届けしたいと思います。
★スケルツォ (P.8)
速度表記が「Presto」ということですので、とにかくできるだけ速く
飛ばせるだけ飛ばして弾いてみました。
でもそこは「スケルツォ」でもありますので、なるべく軽快さも感じさせるよう心がけてみたつもりです。
とはいえ元々短い曲ですので、あっという間に終わってしまいますのでどうかズッコケないで下さいね(笑)
そうですねえ...例えるなら
町内に軽トラでとうふを売りに来てくれるとうふ屋のお兄さんがいたとします。でもそのお兄さん実は元F1レーサーだったので、いつもものすごいスピードで通り過ぎていってしまい、とうふを買うどころかその姿すら誰も見たことがないという幻の軽トラとうふ屋さんなのでした……といった感じでしょうか。
(何のコッチャ。 f(-_-;))
★メヌエット・イ短調 (P.12)
出だしの16分音符と4分音符の対比が古風で優雅な雰囲気を醸し出しています。
メヌエットというのはもともと舞曲のいち形式ですので、恐らくその辺を狙って書かれたものだと思われます。
そう考えるとこの演奏、もう少しテンポを落として弾いた方がより優雅な雰囲気が出せたかもしれません。
16分音符の部分も所々指が転がってしまってるし、あちこちテンポの乱れがあるしで、録ったあとから反省点がぞろぞろ出てきて実はかなりヘコんでいます。
やっぱりどんな曲でもきちんと真剣に向き合わなければいけませんね。反省。
(/_;)
★雨だれ (P.23)
こういう曲を弾くと、この作曲家氏はどれだけすごい方なのだろうと思います。
ギターの機能、効果を知り尽くしていないと決してこういう曲は書けません。
おまけに個人的にもこういった幻想的な雰囲気の曲は大好きなので、正直ちょいと肩にチカラが入りすぎてしまったケもございます。
幻想的な感じを出そうとしすぎてリバーブも明らかに掛けすぎですし、「雨だれ」というよりはただプールの底でぶくぶく言ってるだけみたいな?
(;´∀`)
もし、も一度弾くならやっぱりもう少し全体にゆっくり目に、音量も小さめにして
しめやかにそぼ降る春の朝の雨、みたいなイメージで弾いてみようと思いました。まる。
★悲しいワルツ (P.32)
この「悲しいワルツ」、個人的にこの曲集の中で一番好きな曲かもしれません。
(まあその、「一番好きな曲」が三曲くらいあるのですが。なのに「一番」とは一体??)
この曲の持つ世界に心底どっぷり浸り切って弾いてしまいました。もう気持ちいいったら(笑)
あんまり好き過ぎて、楽譜にないリピートを勝手に付け加えたりしてしまいましたので、どうかその、寛大なお気持ちで見逃してやって下さいね。
(^人^ ;;)
そうそう、気付かれた方がいらっしゃるかもしれませんが
今回の録音からちょっと音色が変わっています。
「デジタルリバーブ」というエフェクターを手に入れたので(いわゆるエコーですね)マイクと録音機の間に接続して響きを増やしてみました。
でもまだ全然セッティングが出ていなくて、今回の録音は明らかにリバーブ掛けすぎ、まるで大浴場で弾いてるみたいになってしまいました。
(特に「雨だれ」と「悲しいワルツ」はひどいです。お聴きづらいですよね。ごめんなさい(泣))
まだまだ試行錯誤の段階ですが、いずれベストなセットアップが見つかると思いますので、どうかそれまで温かい目で見守ってやって下さいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
(ちなみに楽器も弦も今まで通り変わっていません)
というわけで、今回は4曲ほどお届けしました。
しかぁし、このシリーズはもうちょっと続きます。
(どんだけこの曲集にハマってるんだ?という話ですが(笑))
もしよろしければ、次回もまた聴いてやっていただければと思います。うしししし。
お聴き下さいまして心からありがとうございました。
スケルツォ(Scherzo)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
メヌエット・イ短調(Menuet in A minor)
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雨だれ(Raindrops)
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悲しいワルツ(Sad Waltz)
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