先日、ふと楽器屋へ立ち寄ったとき一目で気に入って思わず衝動買いしてしまったのが、この佐藤弘和氏の『風の間奏曲』というギター曲集でした。
その昔現代ギター誌に連載された作品を一冊にまとめた物なのだそうですが
(何しろ現ギはいつも立ち読みだけでまず買ったことがないもので(^_^;))
私にとってはすべてが新鮮な佳曲ばかりで大変気に入ってしまい、最近ではこの曲集ばかり弾いています。

謳い文句に「初級から中級向け」とありますが、一曲一曲じっくり読んでみるとなかなかどうして、どれもみな非常によく考え練り上げられた曲なのがわかります。
確かに技術的には大曲、難曲といわれる曲と比べればはるかに簡単かもしれません。
でもそれぞれの曲に含まれた音楽的内容がとても深いので、それらをすべて余すところなく表現しようとするなら、この『風の間奏曲』決して簡単な曲集などとは言えないはず。
何よりギター演奏の様々な基礎的技術を段階的に、しかも『楽しく』習得してゆくにはこの上ない最良の曲集なのではないでしょうか。
この一曲一曲が短いということが、譜読みの負担を軽くしてくれます。
旋律や和声の美しさが(これがまた、どれもむっちゃきれいな曲ばかりなのです!)弾いて楽しく、繰り返し練習する負担を和らげてくれます。
何より、この難易度のおかげで指にかかる負担が比較的少なく済みますので、その分だけ早く「表現」の部分へ注力することができるはず。
初級〜中級などともったいないことは言わないで、ギターを嗜む万人の方にぜひ弾いてほしい曲集だと思いました。
そんなわけで、パラパラと楽譜をめくってみて楽しそうな曲をとりあえず3曲弾いてみました。
もちろん気に入った曲が3曲で収まるはずもなく(〃∇〃)ゞ
しばらくはこの曲集から弾き続けてゆくことになると思いますので、もしよかったら
気長にお付き合いいただければと思います。
では、どうぞよろしくお願いいたします。
つづく(笑)
カリヨン(Carillon)
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やさしさ(Tenderness)
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風の間奏曲(Intermezzo of the Wind)
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