今回の曲は、ブラジルの作曲家ディレルマンド・レイスの
『もしも彼女が尋ねたら(Se ela Perguntar)』です。
以前、同じレイス氏の作である『エテルナ・サウダージ』という曲をこのブログに載せたことがありましたが、実はその時すっかり勘違いしていまして、この『もしカノ』もとっくにアップしていたつもりでいたのですね。
でも自分のブログを探してもどこにもなく、それで焦って今回もう一度練習して録音してみた、とそういう訳だったのです。
レイス氏のギター曲としては、おそらく『エテルナ』よりこちらの『もしカノ』の方が有名なのではないかと思うのですが、では実際どんな背景を持つ曲なのかをいろいろ調べてみました。
『もしも彼女が〜』というタイトルの意味ですが、どうやら
「もしも(別れた)彼女が私のことを尋ねてきたら、こちらは元気でやっていると伝えてくれ」というような内容のようで(歌詞が存在するようです)でもそれがホントならこれって実は「ジョニーへの伝言」の男版?などと思ってしまいました。
(でも、かなり信頼性の低い分析なのであまり当てにしないで下さいね(汗))
ですが、非常に個人的な考えを述べさせていただけるなら、恋愛関係にあった男女が一度別れを迎えたとき、いつまでもずるずると未練を引きずるのは実はオトコの方じゃないかと思うのです。
そんなオトコに比べると、女性はそれはそれは強いですので、ある時点まで到達するとそれはもう見事にスパっと気持ちを切り替えて前へ進んでゆくのではないかと思うのですがいかがでしょう。
なのでこの曲にしても、オトコの方が「元カノは今でもおれに心を残してくれている」などと思うのはそれはもう都合の良いカンチガイもいいところで(笑)実際は
「もしも彼女が尋ねて」くれることなんてあり得ないのではないかという気がするのです。
彼女の方は、お前のことなんてとっくに決着付けて新しい人生を歩み始めてるんだぜ。とこのオトコに言ってやりたい気もしますが、あっそうか(!)
もしかしたらこの曲、そういう裏の意味も持たされているのかも・・なんて思ったりもしています。(でも多分考えすぎ(笑))
などとごちゃごちゃ書きましたが、勿論弾くときはそんなこと全く考えず、ただ楽譜の求める表現のみを私なりに懸命に汲み取って弾いてみたつもりです。
ギター愛好家のみなさんからの人気も高い名曲です。
もしよければぜひお気軽に聴いてみていただければと思います。
もしも彼女が尋ねたら Se ela Perguntar
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