月日の経つのは非常に早いものですね。
前回の記事から、あっという間に半年が過ぎてしまいました。
その間更新を待っていて下さった方には、心の底からお詫びを申し上げつつ
慎んで半年ぶりの録音を献呈させていただきたいと思います。
S.L.ヴァイスの作品から二曲
「ファンタジー」と「シャコンヌ」を弾いてみました。
このSilvius Leopold Weissという人(このファーストネーム、ドイツ語だと「ジルフィウス」という発音になるらしいですね)後期バロック時代のリュート奏者/作曲家で、同じドイツ人でちょうど同世代のバッハとも親交があったと言われています。バッハの作品「リュート組曲集」は正にこのヴァイスの為に書かれた曲だそうですし、時には二人で一緒に即興演奏を楽しんだこともあったとか。
そんなヴァイスの曲ですが、同じ時代とはいえやはりバッハとは少し(かなり?)違う雰囲気を纏っていて、バッハの曲がそれこそ一分の隙もない完璧な構成だとすれば、ヴァイスはもう少しやわらかくて、こう心にすっと入ってきやすい響きというか、比較的感情的な要素も大切に書かれているというか、そんな気がします。(勿論バッハの曲だってどれもみな感動する曲ばかりなのですが)
今回「ファンタジー」の方はカール・シャイト編のD-moll(ニ短調)版を
「シャコンヌ」の方は阿部保夫編のA-moll(イ短調)版を使用しました。
では
久し振りの録音でかなり衰えてしまっている部分もあるかと思いますが(汗)
もしおヒマな時にでもお聴きいただけたなら大変うれしく思います。
半年ぶりの演奏です。どうぞよろしくお願いいたします。
S.L.ヴァイス ファンタジー
S.L.ヴァイス シャコンヌ