2014年12月28日

つむぎ歌(糸紡ぎ娘の歌) A.バリオス


今年、2014年最後の配信となります。

今年もまた読者のみなさまには大変お世話になりました。
拙ブログを熱心に応援して下さいまして、もう心の底から感謝しています。(T ^ T)
みなさまの温かい励ましのおかげで、細々とではありますが今年も一年こうしてブログを続けることができました。みなさまの支えがあったからこそ、辛うじて自分への自信を失わず録音&公開を続けることができたといっても決して過言ではありません。
不肖管理人nao、このご恩はきっと一生忘れません。
心の底からの精一杯の感謝の気持ちを込めて、今年最後の演奏をお届けしたいと思います。


曲は、A.バリオスの「つむぎ歌」
「糸紡ぎ娘の歌」という訳題もあるようです(鈴木大介さんの新出版の楽譜などでもこちらのタイトルで紹介されています)
バリオスお得意のトレモロ奏法による大変静謐で美しい旋律を持つ曲ですが、一説によりますとこのトレモロは糸を紡ぐ作業の様子を表しているそうで、糸紡ぎマシーン(?)の前に座ったうら若き娘さんが、カタカタと仕事を続けながら次第に過去の記憶や遠い昔の想い出に浸ってゆく様をモチーフとして書かれたものだそうです。
私としても、楽譜を読み込んでゆくほどに
「このトレモロは決して速く弾くべきではない」と思うようになりまして、そうしてこうした表現に辿り着きました。
でも実はトレモロのような奏法は、ある程度スピードに乗せて弾いた方が余程アラが目立たずに済みますので、こうして遅く弾こうとするとかえって難しくなってしまうのです。
いやあ、正直相当悪戦苦闘しました(^_^;)が、ようやく録音までこぎ着けることができましたので、そんな苦労の結晶を(笑)ぜひ聴いていただければと思います。
どうかどうか、よろしくお願いいたします。(^人^)


それではみなさま
今年も一年本当にどうもありがとうございました。
そして願わくばどうぞ来年も変わらぬご愛顧のほど、伏してお願い申し上げます。
では、どうぞよいお年をお迎え下さいませ。
皆様のご多幸を心よりお祈りしています。

・・なんか年賀状みたいになっちゃいましたね f^^*)(笑)


つむぎ歌 (Cancion de la Hilandera)


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posted by nao at 18:42| Comment(21) | TrackBack(0) | 演奏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月26日

痛いですヽ(;▽;)


ごめんなさい。
ちょっと今回は、かなり美しくない画像を載せてしまいます。
不愉快なご気分にさせてしまうかもしれませんので、苦手な方はどうぞ読み飛ばしていただければと思います。
肩コリや腰痛、手首の炎症や不眠などの毎日の不調に加え、実は冬になるとひどい手荒れに悩まされてしまいまして、冷たい外気にさらされながら手先を使う仕事をしていますのでどうしても指先のパックリ割れが多発してしまうのです。
それでとても困っているのですが、でもやっぱりそれでもギターは弾きたい。

そこで愛用しているのが液体絆創膏。(商品名『エキバン』)
普通の絆創膏を指先に巻いてしまうとギターの練習はできなくなってしまいますが、このエキバンなら一度乾けばもう傷を気にせず弾くことができます。
そう思って今年もばんばん指中に塗りたくっていたのですが、残念ながら今年は手荒れの奴メの方が一枚上手だったようで(汗)エキバンを塗布したその上からも一度傷口が開くという事態に陥ってしまって・・


いやもう痛いのなんのって(笑)


ご覧のように左手1指の第二関節部分が、塗布後に完全に開いてしまっています。
ここはセーハ時にどうしても使う部位ですので、エキバン塗ってその後入念に乾燥させたつもりだったのですが、やっぱりセーハの圧力には耐えられなかったようです。
前回アップした「タンティ・アンニ・プリマ」では、幸い半セーハは多用しても負担の大きな全セーハがほとんどなかったので何とか録音をやり遂げることができたのですが、同時に録音したバリオス「つむぎ歌」では、ハイポジションでの全セーハが何箇所も出てきて
「あ痛」「イタタタ」「うぎゃおー」という声を飲み込むのがとてもタイヘンでした(笑)

それでも何とか録音を終えることができたので、折角ですので今年中にはアップしたいと考えています。
前回の「タンティ・アンニ・プリマ」、そして次回公開予定の「つむぎ歌」は、こうした苦労の結晶の作品ですので(笑)もしもよろしければぜひお聴きいただければと思います。
(よーく聴くといつも以上に鼻息がフゴフゴ聞こえるかもしれません(笑)
え?いつもと変わらずウルサイって?
あはは(^_^;)おアトがよろしいようで・・・)


こんな感じに再度割れてしまいました
wound1.JPG


もうこうなると触らなくともズキズキ痛いです(泣)
wound2.JPG

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posted by nao at 21:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月22日

タンティ・アンニ・プリマ(A.ピアソラ)


早いもので、もうクリスマスですね。
当ブログ『好ギタ日』ですが、今までこの時期にはそれなりにクリスマスに由来した曲を載せてきましたが、今年はなんだかあっという間にシーズンがやってきてしまって、録音が間に合わないかと肝を冷やしました。
年々、時間が経つのがどんどん早くなってしまって・・・いやあトシですねえ(^_^;)(笑)

でもっ!
今年のクリスマス曲には自信があります。
いえ、演奏は相変わらずのパッとしない地味ギターなのですが(汗)今回は曲がすばらしくステキなんです。
それはあのピアソラの隠れた名曲ともいえる「タンティ・アンニ・プリマ(Tanti Anni Prima)」という曲でして、元々はオーボエとピアノという編成で弾かれる曲なのですが、佐藤弘和氏がギターソロ用に秀逸なる編曲譜を出版して下さったのでこうしてこの『好ギタ日』でもお届けすることができました。

「タンティ・アンニ・プリマ」というのは『昔むかし』という意味なのだそうで、副題で「アヴェ・マリア」というタイトルが付けられています。
「エンリコW世」というイタリア映画用にピアソラが書いた曲で(なんと主演がマルチェロ・マストロヤンニ!残念ながら日本未公開だったそうです)同じ映画用にあの名曲「オブリビオン」も提供されているという所からも、このサントラに対するピアソラの本気ぶりが窺われます。

とまあ、つまらない解説はこの辺で(笑)もしよろしければぜひ早速聴いてみて下さい。
思わず胸がきゅーんとしてしまう様な、美しくて切ない、本当に素敵な曲です。
今回はクリスマスということで、綺麗な画像を加えて動画風に仕立ててみました。
少し長めの(7分位)曲ですが、ゆっくりホットラムでも召し上がりながらご覧いただければと思います。
よろしければどうぞごゆっくりお楽しみ下さいませ♪


使用楽譜はこちらです
ギターソロのためのクラシカル・クリスマス 〜21のクリスマスの歌〜
佐藤弘和 監修・編曲


タンティ・アンニ・プリマ


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posted by nao at 19:15| Comment(8) | TrackBack(0) | 動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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